SRPが必要か必要ではないかは、歯ぐきの検査を
行い、レントゲン写真や直接お口の中の状態をみて判断します。
歯ぐきの検査において、
通常の歯ぐきの溝の深さは、2~3㎜程度と言われていますが、歯周病菌が活発に活動し歯周病が進行すると、溝の深さは4㎜、5㎜と深くなっていきます。
左の絵は歯周病が進行して、歯ぐきが赤く腫れている時の
歯の断面図になります。
歯茎の溝の中には歯石がついていますが、歯石の表面は歯周病菌が繁殖しやすい状態になっているのです。そこを足場にして細菌が繁殖しプラーク(細菌の塊)が作られます。その細菌の塊は毒素を出しますので、歯ぐきが赤く腫れたり、歯を磨くと出血したりします。
そのため、SRPを行い細菌繁殖の足場になっている縁下歯石を取り除くことで、細菌の量を減らす必要があるのです。