歯周病と全身への影響

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こんにちは!歯科衛生士の増野(ましの)です。
最近、患者様とお話させていただくなかで、
お口の中の健康や歯の大切さをとても実感します。

そんな今日は、歯周病と全身疾患についてお話していきます
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歯周病の原因となるのは、歯垢と呼ばれる細菌です。
歯磨きが不十分だと、歯垢がお口の中に溜まり、
歯ぐきが炎症を起こしてきます。

歯周病が起こるということは、
お口の中で炎症が続いていると言うことです

炎症によって出てくる毒性物質は、
歯ぐきの血管から全身に入り
様々な病気を引き起こしたり悪化させる原因となります
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脳梗塞では、歯周病の方はそうでない方に比べて
2.8倍なりやすいと言われています。

食べ物や異物が、誤って気管に入ることを
誤嚥と言います。
誤嚥性肺炎とは、
誤嚥によってお口の中の細菌
一緒に気管に入ることで肺炎を起こす病気です。
お口の中の衛生状態が悪かったり、
お口の機能低下により起きやすいです。

心疾患(心筋梗塞・心内膜炎・狭心症)では、
食習慣や運動不足などが原因と言われていましたが、
歯周病の元となる細菌も原因因子に
なると言われています。

糖尿病の合併症と言われているのも、歯周病です。
また、歯周病になることで糖尿病が
悪化するとも言われています。

妊娠すると、歯肉炎にかかりやすくなります。
女性ホルモンが大きく関わっています。
なので、妊娠中期から妊娠後期にかけて
歯肉炎が起こりやすくなります。

また、妊娠中に歯周病になると
早産・低体重児出産のリスクが高くなります。
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こうして見てみると、歯周病がどれほど怖い病気なのかが
身に染みてわかります。

加えて、お口の中の健康を守る大切さも
とても分かりますね。

日ごろからのケアと、歯医者さんに定期的に通い
お口の中の健康管理をしていきましょう!